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スタッフの離職はネガティブか

私はこれまで、静岡県浜松市の片田舎に生まれ、大学から東京へ進学しました。
その合間にアメリカのシアトルへ留学して現地で9ヶ月の長期インターンシップを行い、
卒業後は東京でITベンチャーに就職しました。
そんなことを経て現在、プノンペンに3年半おります(2018年1月現在)。

最初の就職先が創業数年のベンチャー企業であったため、
これまで伝統的な「日系企業」の文化に染まったことがありません。
そのため人が一つの企業を2,3年で辞めて転職するということに対してあまりネガティブではないのですが、
日系企業のお客様とお話すると、この点はやはり気にされる方が非常に多いと感じます。

カンボジアでの1社あたりの平均就業年数はおおよそ1年半~2年程度です。
弊社でも同様で、4年以上働いてくれている長いスタッフも5名程いるのですが、やはり2年は一つの区切りなのかと思います。

理由は様々で、大きく見て以下の3点かと思っています。
①自分がつけたスキルについて、現職での昇給ペースを上回る額でのオファーが出た/
有名企業からより大きな職責、好条件での挑戦しがいのあるオファーが来た
②現職にてある程度のスキルがつき、ルーチンワークでは刺激や成長が足りなくなった
③マネジメントとの反りが合わない
④単に給料がいい募集案件が見つかったから

①、②は海外の多くの国々でも似たケースにあり、
特にシリコンバレーのIT企業のような人員不足が著しいエリアでは顕著です。
成長が激しく人材の取り合いという点ではシリコンバレーとカンボジアの人材市場は似た問題点が出ています。

個人的に、現在「How Google Works」という、かの超優良企業Googleの企業文化をまとめた書籍を読んでいて、
いかにGoogleが人員の確保に苦心しているかを知り、同時にいかに日本的考えが独特であるかを感じるようになりました。



日系的な考えでは、長期的に働く人こそが忠誠心も強くて良い人材であり、2,3年で辞める人材は能力があれど
人として欠陥があるように思われる向きがあると感じています。
しかし、現在はIT技術の変化、経済市況の変化など世界の動きが非常に早くなっており、
1社の1ポジションで得られるスキル・経験に長いことこだわっていると
世界の求める速度に置いていかれるリスクが大きくなります。

更に言うと、能力が高い人材は仕事の習得も早く、転職市場で取り合いになるため、上記の傾向は更に強くなります。
優秀な人材を繋ぎ止めるためには、常に刺激を与える仕事内容を提供し続け、その会社にいることが
当人の将来にとってもベストであると思わせ続けられるよう、会社も努力をしていく必要がある時代になっています。

上記はGoogleでも実際に非常に意識されており、優秀な人材は社内にポジションが無くても採用し、
また同様に優秀な人材が社内に自分の希望するポジションが無いため転職を検討するときは、
そのようなポジションを新設までして引き止める方針を取っています。

長くなりましたが、時代の変化とともにスキルのアップデートの必要性が高まり、
人の転職は短期スパンで行われていくことが一般的になってきています。
日本的な考えの本質面をベースには残しつつ、流れに乗っていけますよう、人材の流動にはネガティブにならず
柔軟に対応していければと考えています。育てた良い人材が抜けることは痛いですが、
結果的にマクロで見れば、社会に貢献していることになるのですから。