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2024.11.25
こんにちは! 前回解説させていただきました、「カンボジアの学校内・学校間での成績の差異」はいかがでしたでしょうか。今回はさらに具体的に、カンボジアでの都市部と農村部の格差や、それを反映して起きている成績の差異について解説して参ります。カンボジアの教育事情について詳しく解説していきます。
UNESCOの2015年の調査によると、低・中所得国の農村地域の子どもたちには、こんな傾向が見られるんです:
そういった現状を踏まえ、次の図をご覧ください。
この図は、都市部と農村部での成績を比較しています。実際のデータを見てみると、衝撃的な差が…
👉カンボジアでは 都市部の学校と農村部の学校の生徒の成績に大きな差
特に読解力と数学での差は、それぞれ42点と51点の成績差でなんと学校教育1年分以上に相当するんです!これは地域間の教育格差が深刻な状態にあることを示しています。
上の表では、公立学校と私立学校の在籍生徒の成績差を比較しています。
公立学校と私立学校の間にも大きな差が…
この差の背景には:
カンボジアの教育格差は、こんな図式になっています:農村部<都市部、公立学校<私立学校
残念ながら、この格差は家庭の社会経済的背景と比例して、次世代へと引き継がれている状況です。 次回は「男女間の成績ギャップ」について解説してまいります!
PISA-Dとは:
PISAとは “Program for International Student Assessment” の略称で、 1997年にOECDによって開始され、各国の15歳の対象生徒の読解力、数学、理科といった 学問の習熟度及び学校で学んだことを実生活に応用する能力を評価するものです。国や地域を超えた生徒の知識とスキルの習得の傾向を把握することができるため、 国際的なベンチマークとして役立てられています。
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