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2024.11.29
こんにちは!前回の「教育資源の投資額における他国との比較」での比較はいかがだったでしょうか。今回は、カンボジアでの教育現状を「ジェンダー(男女)間での就学率の差異」に注目して見ていきましょう。
近年のカンボジアでは、基礎教育の義務化が進み、性別に関係なく多くの学生が初等教育から中等教育へ進学するようになってきています。
🔍 教育・青年・スポーツ省の2016年データによると:
興味深いことに、すべての教育段階で女子の進学率が男子を上回っているんです!
PISA-Dのデータからも、この傾向が確認できます。次の表をご覧ください。
この表は、カンボジアの15歳時点での教育達成度を男女別に示したものです。一番上のグラフは、未就学等の理由で調査対象外となった人数割合を示しており、
15歳時点での調査では:
これは、男子は女子よりも未就学や就学遅延の可能性が高いことを示しています。カンボジアの男子生徒において、留年や入学時期の遅れ、早期退学が深刻な問題となっているのです。
次回は「男女間の健康状況と生活満足度の違い」について解説してまいりますので、引き続きお楽しみくださいませ。
PISA-Dとは:
PISAとは “Program for International Student Assessment” の略称で、 1997年にOECDによって開始され、各国の15歳の対象生徒の読解力、数学、理科といった 学問の習熟度及び学校で学んだことを実生活に応用する能力を評価するものです。国や地域を超えた生徒の知識とスキルの習得の傾向を把握することができるため、 国際的なベンチマークとして役立てられています。
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