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カンボジア情報 Cambodia Information

2024.12.11

  • カンボジアで働く

カンボジアの残業事情 〜知っておくべきカンボジアの残業ルール?〜🕒

こんにちは!カンボジアで、仕事をするとなった時に気になる「残業」!カンボジアの「残業ルールがよくわからない」という声をよく聞くので、今回は分かりやすく解説していきます!2024年の情報をもとに作成しました!

目次 📑

  1. カンボジアの基本労働時間⏰
  2. 残業制度の特徴💡
  3. 残業手当について💰
  4. 日本との違い⚖️
  5. 実務上の注意点⚠️

⏰1. カンボジアの基本労働時間 

法定労働時間は1日8時間・週48時間と定められています。日本の週40時間と比べると長めですが、これはカンボジアの労働文化や経済発展段階を反映したものです。

※以下のサイトでの情報を参考。各自で随時最新情報を確認してくださいね。

重要なポイント:

  • 最大残業時間:1日2時間まで
  • 総労働時間:1日10時間が上限
  • 夜間時間帯:22時〜翌5時

2. 残業制度の特徴 💡

カンボジアの残業制度で特徴的なのは、労働者保護の考え方が強く反映されている点です。日本のように「サービス残業」という概念は存在せず、すべての残業には正当な対価が必要とされます。そのため、現地の方は定時になるとすぐに帰る方が多いです🏍️(交通渋滞を避ける目的もありますが…。)

主なルール:

  • 労働者の自発的な同意が必須
  • 労働省への事前申請が必要(7営業日前まで)
  • 強制残業は禁止

特に事前申請の7営業日ルールが日系企業には戸惑いの種になっているイメージ🌀突発的な残業が必要な場合の対応を、予め検討しておくことがおすすめ!

3. 残業手当について 💰

残業手当は日本と比べてかなり高めに設定されています!

手当の計算:

  • 通常残業:基本給の150%
  • 夜間・週休日:基本給の200%
  • 祝日出勤:基本給+100%の手当

4. 日本との違い ⚖️

最も注意が必要なのは、管理職の扱いです。カンボジアでは役職に関係なく、すべての従業員に残業代を支払う必要があります。

主な違い:

  • 管理職も残業代の対象
  • 週の法定労働時間が8時間長い
  • 残業手当の割増率が高い

5. 実務上の注意点 ⚠️

実務では特に、残業の事前計画と記録管理が重要です。

以下のような対策がおすすめ:

  • 月初めに残業予定を一括申請
  • 従業員との合意を書面で管理
  • タイムカードと残業申請の照合を徹底

これらの対策により、突発的な残業への対応も比較的スムーズになります。

まとめ 📝

カンボジアの残業制度は、一見複雑に見えるかもしれません。しかし、「労働者の権利を守る」という基本的な考え方を理解すれば、それほど難しくはありません。日本の慣行にとらわれず、現地のルールに則った運用を心がけることが大切です👍

ご質問やご相談があれば、コメント欄でお待ちしています!

参考サイト

基礎情報:カンボジア(2017年) 4. 賃金・労働時間・解雇法制等労働条件

カンボジアにおける時間外労働制度|JBL Mekong

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