2025.05.12
こんにちは。前回を通して人を見極める際に気をつけなければいけない落とし穴を理解したところで、今回からは、ついに実践的な理論の解説に入ってまいります。
その最初の理論として、人を見るにあたって「階層」として捉えることが挙げられます。階層は以下のようになっており、
今回は上層の2つについて詳しく見ていきましょう。
これらは履歴書上で判別できるもので、その人の培ってきた「事実」として捉えられやすいため、人事面接などの人選びの機会では、この階層を見て、あとは多少の人柄や、社風とのマッチングの確認などを行うだけで終わってしまっていることが多くあります。
では第二階層の「コンピテンシー」とはどういったものでしょうか。これは人事業界でよく使われる手法で、「その人がどんなシチュエーションで、どういうアクションをとる傾向があるのか」という行動パターンを指しています。
特に重要な3つの行動特性:
これらの視点から行動特性を測ることが可能となっています。
またこれらを見抜くために必須な技術があります。それは、過去のエピソードを聞き出し、その際に実際に取った『行動=ファクト』にフォーカスすることです。
例:学生時代の苦労話や頑張った話をしてもらう場合
その状況下でその人が具体的にどんな行動を取ったのかに切り込んでいくことで、初めて有益な情報を得ることができる
このように具体的な行動を聞き出すことで、将来の行動予測ができるようになるでしょう。
次回は本シリーズの肝となるより深層の階層について解説してまいります。引き続き、お楽しみに!
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