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カンボジア情報 Cambodia Information

2025.05.22

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8.本質を見抜く実践メソッド – 経営×人材のプロから学ぶフレームワーク –

こんにちは。前回までを通して、人を階層として捉えることで見極める方法を学んでまいりました。次は実際に使える、人を見る目を磨くための実践テクニックについて解説してまいります。

事前準備の重要性

人を見るというのは集中力を要する行為であり、事前に気持ちを切り替える必要があります。

対面する直前に再度行うべきなのが、「相手のレジュメ(経歴)を見直す」こと:

  • これを行うことで、知らない間に抜けてしまっていた詳細な情報に気付ける
  • 気持ちの切り替えを瞬間的に行えて、自然と意識が相手に向き、脳が活性化し始める

カンボジア人材の面接では、以下の追加準備も重要です: 

・カンボジアの教育制度や職歴の理解

 ・文化的な価値観の違いの認識

 ・宗教的な配慮事項の確認(例:仏教国としての礼儀作法) 

・カンボジアの一般的な履歴書と日本式履歴書の違いの理解

対面時の具体的テクニック

1. 座り方を工夫する

  • 拳1つ分でもいいので「体や椅子を斜めにずらして」みる
  • 緊張感というのは座り方一つでも大きく変化する
  • この小さな変化だけでも和やかな雰囲気を意識的に作り出すことができる。

2. 良い時間作りを意識する

注意すること:

  • 人事採用面接を例に出しますが、候補者一人に対して面接官が三人以上の状況では、候補者視点から見ると、かなり威圧的な圧迫面接に。
  • これだと緊張感により相手の能力を引き出し損ね、才能の見逃しにつながる。
  • 特に面接時は、無意識下で「雇ってやる」という心理が働きやすいため注意が必要。
  • 決しておごらず、相手を尊重しリラックスさせるように意識。

心がけること:

  • アイスブレイクを積極的に行う
  • 自社に興味を持ってくれたことへの感謝を伝える
  • 社外の人=お客様という気持ちを持てば、相手も自然と心開いてくれる。

なぜこれらが重要か

人事面接や商談、会食などはお互いに緊張する場になりやすい。そのため、相手の本質的な能力はもちろん、自身の見極める力を最大限に高められるように上記のような些細な工夫を積み重ねていくことが重要です。

次回は、反対に注意しなければいけない重要ポイントについて解説してまいります。引き続き、お楽しみに。

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