2025.06.02
こんにちは。前回は読んでいただけましたか?長らく続いた本シリーズの最終章では人を見る技術の今後の活かし方についてです。
これまで、人を見る力とは、その人の能力を見抜き、活躍の道筋を見立てることだとお伝えしてきましたが「人を見るなど品定めしているようでおこがましい」と感じる方もいらっしゃったのではないでしょうか。ZOZO創業者・前澤友作さんもその一人でした。
前澤さんは「どんな人でも受け入れる、度量の大きな人間・会社になろう!」とZOZO社員採用の際に、たった1つだけの採用基準を設けていました。それは経歴や能力などではなく、「いい人」であるかどうかを見るということです。
これは実は巧妙にデザインされたコンセプトであり、この時の判断軸になるのは本シリーズの冒頭で述べた「人物の深層階(ポテンシャル)」なのです。つまり、人を選ばないことを追求した企業が、実はものすごく本質的で効果的な人の選び方をしていたという興味深い実例なのです。
技術進化・トレンドの移り変わりが急速な今の時代では、このような本質的な人選び・マネジメント能力がますます重要になっていきます。
カンボジア人材の場合:
・日本語力だけでなく、学習意欲や適応力を評価
・母国での経験や技術力の正確な理解
・異文化環境での成長可能性の見極め
カンボジア人材の特徴を活かした育成:
・チームワーク力の活用
・母国と日本の架け橋となる役割
カンボジア人材への配慮:
・言語スキルの成長に合わせた業務調整
・文化的な強みを活かせる役割の設定
このように凹凸のある人々を一つの集団としてまとめ上げることができれば期待しすぎて落とされたり、能力に見合わない業務に飽きてしまうことなく、一つの目標に向かって長期に取り組める職場環境を生み出せるでしょう。
最後に繰り返しにはなりますが、他人を完璧にジャッジすることなどはできません。自身の見る目も、相手自身も変化・成長し続けることもあります。人を決めつけず、見切った気にならず、好奇心を持ち続けていきましょう。
また、カンボジア人材の強みである「学習意欲の高さ」「真面目で誠実な性格」「チームワーク重視の姿勢」を理解し、活かしていくことで、より豊かな組織づくりが可能となるでしょう。
さて、「人を見る技術」についての学びを深めてみていかがでしたでしょうか。次回以降は新たなコンテンツをお届けしますので、引き続きCamUp通信をお楽しみいただけますと幸いです。
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