2025.05.21
急速な経済発展を遂げるカンボジアの首都プノンペン。次々と高層ビルが建設され、街の様子は年々変化しています。外資系企業の進出も増え、オフィス需要も高まる中、新たなビジネス街も形成されつつあります。
①BKK1(ボンケンコン1): かつての高級住宅地から発展したエリアで、現在はプノンペンで最も人気のあるオフィス街の一つです。多くの外資系企業や国際機関、大使館が集まっています。比較的静かな環境と、おしゃれなカフェやレストランが充実していることも魅力です。
②ダイヤモンドアイランド(別名コーピッチ): メコン川とバサック川の合流点に位置する人工島。高級コンドミニアムと共に、最新のグレードAオフィスビルが建設され、新興のビジネス街として注目されています。高級ブランドの店舗や高級レストランも多く、プノンペンの新たな顔となっています。
③トゥールコーク・エリア: 北部に位置するこのエリアは、近年急速に開発が進み、新しいオフィスビルやショッピングモールが次々とオープンしています。比較的賃料が手頃なため、スタートアップ企業や中小企業に人気があります。
④ロシアンマーケット(トゥールトンポン)周辺: 若者文化の中心地として知られるエリアで、IT企業やクリエイティブ産業の小規模オフィスが増加。コワーキングスペースも多く、起業家やフリーランサーに人気のエリアです。
↑Google map上だとこのような位置関係になっています!
①Vattanac Capital Tower: プノンペンで最も高い建物の一つ(2022年までは第1位でした!)で、39階建ての近代的な外観が特徴的。金融機関や国際企業の地域本部として選ばれることが多いビルです。
②Exchange Square: ①のすぐ隣に位置する高級オフィスビル。国際基準を満たした設備と管理体制で、多国籍企業が多く入居しています。
③GIA Tower: ダイアモンドアイランドエリアにある近代的なオフィスビル。中小規模の外資系企業に人気のビルで、日系企業も多く入居しています。
プノンペンのオフィス賃料は立地やグレードによって大きく異なります。グレードAオフィスの賃料は1㎡あたり月額28~35ドル、グレードBは18~25ドル程度です。オフィスビルには一般的に以下のような設備が整っています。
BKK1エリアは賃料が高い傾向がありますが、外国人スタッフが多い企業には周辺環境の良さから人気があります。一方、トゥールコークなどの新興エリアは比較的リーズナブルな賃料で広いスペースを確保できるメリットがあります。
オフィスの周辺環境も選択の際には重要なポイントとなります。例えば…
飲食店の充実度: BKK1エリアは国際色豊かなレストランやカフェが豊富。ロシアンマーケット周辺は地元のレストランやストリートフードが充実しています。
交通アクセス: 市内のメインストリートにはバスが運行していますが、多くのビジネスパーソンは通勤に配車アプリ(トゥクトゥクや車)を利用しています。
生活インフラ: 銀行ATM、コンビニ、薬局などの生活利便施設の充実度も、エリアによって差があります。BKK1エリアは特に充実しています。
プノンペンのオフィス街は、伝統的なエリアと新興エリアが共存する発展途上の段階にあります。最適なオフィス立地は、業種や従業員構成、予算によって異なりますが、全体としては年々インフラが改善され、国際的なビジネス環境が整いつつあります。
日系企業は特にBKK1エリアに集中する傾向がありますが、予算に応じて新興エリアも選択肢に入れると良いでしょう。カンボジアのビジネス環境は急速に変化しているため、最新情報を入手しながら選択することが重要です。🏙️
※本記事の内容は2025年時点の情報に基づいています。最新の情報は、ご自分でも確認してみて下さいね!
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