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カンボジア情報 Cambodia Information

2018.01.14

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スタッフの離職はネガティブか

私は静岡県浜松市の片田舎に生まれ、大学から東京へ進学しました。
その合間にアメリカのシアトルへ1年留学して現地で9ヶ月ほど長期インターンシップを行い、
卒業後は東京でITベンチャーに就職しました。
そんなことを経て現在、プノンペンに3年半おります(2018年1月現在)。

最初の就職先が創業数年のベンチャー企業であったため、
これまで伝統的な「日系企業」の文化に染まったことがありません。
そのため人が一つの企業を2,3年で辞めて転職するということに対してあまりネガティブではないのですが、日系企業のお客様とお話すると、この点はやはり気にされる方が非常に多いと感じます。

カンボジアでの1社あたりの平均就業年数はおおよそ1年半~2年程度です。
弊社でも同様で、4年以上働いてくれている長いスタッフも5名程いるのですが、やはり2年は一つの区切りなのかと思います。

理由は様々で、大きく見て以下の3点かと思っています。
①自分がつけたスキルについて、現職での昇給ペースを上回る額でのオファーが出た/
有名企業からより大きな職責、好条件での挑戦しがいのあるオファーが来た
②現職にてある程度のスキルがつき、ルーチンワークでは刺激や成長が足りなくなった
③マネジメントとの反りが合わない
④単に給料がいい募集案件が見つかったから

①、②は海外の多くの国々でも似たケースにあり、
特にシリコンバレーのIT企業のような人員不足が著しいエリアでは顕著です。
成長が激しく人材の取り合いという点ではシリコンバレーとカンボジアの人材市場は似た問題点が出ています。

個人的に、現在「How Google Works」という、かの超優良企業Googleの企業文化をまとめた書籍を読んでいて、
いかにGoogleが人員の確保に苦心しているかを知り、同時にいかに日本的考えが独特であるかを感じるようになりました。

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