2024.11.19
皆さま、カンボジアの教育について「格差が大きい」という話を耳にしたことはありませんか?
実は、この「教育格差」という課題は、先進国を含む世界共通の問題なんです。ただし、カンボジアならではの特徴もあり、それが今回の記事で明らかにしていきます。
今回は「PISA2015」「PISA for Development」という国際的な学力調査のデータを基に、以下の観点から分析してみました:
PISA-Dとは:
PISAとは “Program for International Student Assessment” の略称で、 1997年にOECDによって開始され、各国の15歳の対象生徒の読解力、数学、理科といった 学問の習熟度及び学校で学んだことを実生活に応用する能力を評価するものです。
国や地域を超えた生徒の知識とスキルの習得の傾向を把握することができるため、 国際的なベンチマークとして役立てられています。
その中でもPISA-Dは、カンボジアを含む発展途上国9カ国を対象に行われたPISAの試験となります。
この表では、読解、数学、理科それぞれの成績のばらつきを棒の長さで表しています。
青い部分は、学校間で観察される割合を表し、グレーの部分は学校内で観察される割合を表しています。
ばらつきが大きいほど棒は長くなり、棒が短いほどばらつきは小さくなっています。
興味深いことに、カンボジアの特徴として:
このような課題は、カンボジアの農村部と都市部、また公立学校と私立学校の比較をする中でも顕著に現れてきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
※本記事は現地の最新データと実地調査に基づいて作成しています。
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