2025.04.22
カンボジアの首都プノンペンの朝は、様々な音で彩られています。バイクのエンジン音、トゥクトゥクの呼び込み、そして近年増加している自動車のクラクション。。これらの音が重なり合って、この街ならではの活気ある朝の風景を作り出しています。日が昇るころから、通勤する人々の流れが街に元気を運んできます。
カンボジアで一番よく見かけるのは、なんといってもバイク。すいすい渋滞をすり抜けられて、お財布にも優しいので、多くの人が毎日の通勤に使っています。家族で1台所有し、朝は父親が会社へ、日中は母親が市場へという使い方も一般的な光景です。時には1台のバイクに家族3人、4人が乗る姿も見られ、カンボジアならではの風景となっています。日本では考えられないかもしれませんが、ここではそれが当たり前の風景なんです。
観光客の足として知られるトゥクトゥク 🛺 も、実は地元の人たちの強い味方。特に雨季には、バイクで濡れるのを避けたい人たちの頼もしい足となっています。
さらに、経済発展に伴い、自動車 🚗 で通勤する人も増えてきました。特に中間管理職以上のビジネスパーソンや富裕層の間で人気を集めていますが、道路インフラの整備が追いついていないため、朝夕は渋滞で大変。街の人々の大きな悩みの種となっています。
スマートフォンの普及は、カンボジアの人々の通勤風景を少しずつ変えています。GrabやPassAppといった配車アプリを使えば、スマホをタップするだけで車が来てくれる、そんな便利な世の中になってきました。特に女性や年配の方にとって、事前に料金がわかって、運転手さんの情報も確認できるのは、とても心強いようです。
急速な都市化に伴い、道路や公共交通機関の更なる整備が求められています。プノンペンでは公共バスも走り始めましたが、まだまだ数が少なくて、これからという感じです。また、通勤時の安全性も重要な課題となっています。特にバイクでの通勤では、法律でヘルメットの着用が義務付けられているものの、実際には運転する人だけが被っていて、後ろに乗る人は被っていないことが多いんです。これは少し心配な点ですね。
今のカンボジアの街を歩いていると、昔ながらのバイクやトゥクトゥクと、最新のライドシェアサービスが共存している様子が印象的です。スマートフォン片手にGrabを呼ぶ若者の横を、家族3人乗りのバイクが通り過ぎていく、そんな風景が日常的に見られます。便利な新しいサービスは次々と増えていきそうですが、きっとこれからも、バイクが街の主役であり続けるのではないでしょうか。
街の発展とともに、もっと安全で快適な通勤環境も整っていくことでしょう。でも大切なのは、カンボジアらしい温かな雰囲気や、人々の暮らしの知恵を大切にしながら、少しずつ新しいものを取り入れていくことかもしれません。伝統と新しさが程よく混ざり合う、カンボジアならではの通勤風景。これからどんな風に変わっていくのか、とても楽しみです。
※本記事の内容は2025年時点の情報に基づいています。最新の情報は、自分で確認してみて下さいね!
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