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カンボジア情報 Cambodia Information

2024.11.29

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カンボジアの教育現状6 – 男女間の健康状況と生活満足度の違い –

〜生活満足度の観点から見る意外な結果とは…?!〜

こんにちは!👋前回の男女間の就学率の差異はいかがでしたか?以前、カンボジアの教育資源について解説し、カンボジアの教育現場にはより多くの資源を投入し、教育の質を高める必要性があることが分かりました。しかし、教育現場以外の部分で、学習に対して影響を与える要素はあるのでしょうか。今回は、教育現場から一歩離れ、生活満足度と教育の結びつきについて見ていきましょう。

健康状態の男女差はこうなっている…

生活面で最も大きく満足度に影響するもの、それは自身の「健康」ではないでしょうか。PISA-Dでは15歳の学生を対象に、自分の健康状態を評価しもらうアンケートを実施したところ…

  • 自身の健康状態を「悪い」または「まあまあ」と感じている女子が10%多い
  • つまり、女子の方が自身の健康状態が安定していないと感じる」「健康状態に4不安を覚えている」ということ。

さらにPISA-Dでは、過去1年間で発症したことのある健康問題に関するアンケートを15歳の生徒を対象に実施したところ、上のグラフのような結果が集計されました。

すると、女子の方が

  • 女子の方が不安感や抑うつ感に苛まれる傾向があり
  • 「心」の健康問題には女子の方が罹りやすい傾向にある
  • 身体の健康問題(胃腸や風邪・インフルエンザなどの症状)も多く経験

生活満足度も男女で差が…?!👀

上のグラフは、カンボジアの男女(15歳)の生活満足度に対する回答を棒グラフにしたものです。

  • 平均点は男女同じ(8.4点)
  • でも、女子の方が生活に満足している傾向
  • 男子は女子に比べて低い生活満足度(赤枠)を報告する傾向が高い

つまり…💡

このような傾向から、僅かではありますが、健康状況は生活の幸福度に直結する大きな要素である一方で、生活満足度の度合いや捉え方は、男女間で異なる可能性があることが示されています。次回は、教育に対する人的資源の投資状況 についてです!お楽しみに。

PISA-Dとは: 

PISAとは “Program for International Student Assessment” の略称で、 1997年にOECDによって開始され、各国の15歳の対象生徒の読解力、数学、理科といった 学問の習熟度及び学校で学んだことを実生活に応用する能力を評価するものです。国や地域を超えた生徒の知識とスキルの習得の傾向を把握することができるため、 国際的なベンチマークとして役立てられています。

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