1. TOP
  2. 求人検索
  3. 5.人を「階層」で捉える❶ – 経営×人材のプロから学ぶフレームワーク –

カンボジア情報 Cambodia Information

2025.05.12

  • カンボジアの人材
  • ニュースレター

5.人を「階層」で捉える❶ – 経営×人材のプロから学ぶフレームワーク –

こんにちは。前回を通して人を見極める際に気をつけなければいけない落とし穴を理解したところで、今回からは、ついに実践的な理論の解説に入ってまいります。

人を理解する階層構造

その最初の理論として、人を見るにあたって「階層」として捉えることが挙げられます。階層は以下のようになっており、

  • 上に位置しているものほど表面的
  • 他人から見えやすく変わりやすい
  • 下に行くほど側からは見えにくく、そして変わりにくい

今回は上層の2つについて詳しく見ていきましょう。

第1層:知識・経験・スキル

これらは履歴書上で判別できるもので、その人の培ってきた「事実」として捉えられやすいため、人事面接などの人選びの機会では、この階層を見て、あとは多少の人柄や、社風とのマッチングの確認などを行うだけで終わってしまっていることが多くあります。

第2層:コンピテンシー(行動特性)

では第二階層の「コンピテンシー」とはどういったものでしょうか。これは人事業界でよく使われる手法で、「その人がどんなシチュエーションで、どういうアクションをとる傾向があるのか」という行動パターンを指しています。

特に重要な3つの行動特性:

  1. 成果志向:設定された目標へのこだわり方
  2. 戦略志向:物事を緻密に計画する能力
  3. 変革志向:現状を変える際にどういった行動を取るか

これらの視点から行動特性を測ることが可能となっています。

コンピテンシーを見抜くコツ

またこれらを見抜くために必須な技術があります。それは、過去のエピソードを聞き出し、その際に実際に取った『行動=ファクト』にフォーカスすることです。

例:学生時代の苦労話や頑張った話をしてもらう場合

その状況下でその人が具体的にどんな行動を取ったのかに切り込んでいくことで、初めて有益な情報を得ることができる

このように具体的な行動を聞き出すことで、将来の行動予測ができるようになるでしょう。

次回は本シリーズの肝となるより深層の階層について解説してまいります。引き続き、お楽しみに!

企業担当のご担当者さまへ

弊社では日本人複数名常駐体制で、過去10年間で培ってきた60,000人以上を超える
候補者情報を持つデータベースを駆使し、御社のカンボジア進出の成功を人材採用面から全力支援させて頂きます。