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カンボジア情報 Cambodia Information

2025.05.19

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7.人を「階層」で捉える❸ – 経営×人材のプロから学ぶフレームワーク –

こんにちは。今回も、前回に引き続き階層の解説の続きをしていきます。

④「ソース オブ エナジー」

さて、これまで解説してきた3つの階層だけでもその人の資質や将来性などをある程度 予測することは可能ですが、それだけの情報では説明がつかないケースもあります。 特に起業家に多く見られる底知れぬエネルギーの正体、それこそが第四階層の 「ソース オブ エナジー」つまり精神性です。これは人生を歩んでいく上で、重要な時に気持ちを駆り立てるエンジンのようなものです。

これは人生を歩んでいく上で、重要な時に気持ちを駆り立てるエンジンのようなもので、「劣等感」と「使命感」から成り立っています。

精神性を構成する2つの要素

  1. 劣等感
  2. 使命感

この二つの要素はわたしたちに少しのことでは揺るがない強固な精神性を授けてくれます。

稲盛和夫氏の視点

京セラ創業者の稲盛和夫氏は、次の方程式を示しています:

『考え方 × 熱意 × 能力で人生と仕事の結果が決まる』

この第四層は「考え方」に相当します。どれだけ能力や熱意があっても、それらを扱うための思考法が異なれば、成果をマイナスに運んでしまう可能性があります。

優秀層の見極め方

では実際、人事採用の際に潜在的な優秀層を見出すにはどうすればいいでしょうか。それは、「劣等感」と「使命感」を聞き出せる具体的な質問を投げかけることが重要です。

面接での具体的なアプローチ:

  1. 深掘りすべき質問例:
    • 人生で最も辛かった経験
    • そこから学んだこと・変化したこと
    • その経験があったからこそ、生涯・キャリアを通して何を成し遂げたいと感じるか

このような質問を組み込むことで、表面上では決して見えない、その人の視点からのみ見えているキャリアに対する価値観をより具体化して汲み取っていくことができます。

なぜ重要なのか

この第四層は、他人から最も見えずらく変わりずらいものであるため見落としがちですが、少しでもその人の根幹を見極めるように工夫していきましょう。以上、階層として捉えることで見えてくる「人の見極め方」を紹介させていただきました。

次回からは、面接や会食、商談などで使える実践テクニックについて解説してまいります。引き続き、お楽しみに! 

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